こんにちは、南足柄の美容室CHANTのツチヤです。
最近、お客様からこんなことを言われる機会が増えました。
「それ、何に使ってるんですか?」
そう。
僕が薬剤を作るときに使っている、電動ミキサーについてです。
お客様からは、
「子供とよくお菓子作りで使ってたわ」
「一体なにが始まるのかと思った(笑)」
なんて言っていただくこともあります。
確かに、美容室で電動ミキサーの音が聞こえてきたら、ちょっと気になりますよね(笑)。
では、そもそもなぜ美容師が電動ミキサーを使うのでしょうか?
別に、僕が楽をしたいからではありません(笑)
……もちろん、ちょっとはあります(笑)。
でも、一番の理由は、
薬剤をしっかり混ぜるためです。
カラーでも縮毛矯正でも、僕たちは施術前に薬剤を混ぜて作ります。
例えばカラーの場合、一色のカラー剤だけで染めることは、実はそれほど多くありません。
補色を入れたり、色の濃さを調整したり、明るさを調整したり。
お客様の髪の状態や希望する色に合わせて、複数の薬剤を組み合わせることがあります。
そして、カラー剤は一剤と二剤を混ぜることで反応が始まり、髪に塗布できる状態になります。
だからこそ、
「何を入れるか」だけではなく、「キッチリ混ざっているか」も大切なんです。
「混ぜるだけ」なのに、そんなに大事?
そう思われるかもしれません。
でも、せっかく薬剤を細かく調整しても、十分に混ざっていなければ、薬剤本来の働きを十分に引き出せない可能性があります。
例えば、料理でもそうですよね。
材料を入れただけで、全体がしっかり混ざっていなければ、場所によって味が違ってしまいます。
「所々、味が薄かったり濃かったりして楽しいね!」
なんて寛大な心を僕は持ち合わせていません。
満遍なく美味しい味で食べたいです。
美容の薬剤も考え方としては少し似ています。
だから僕は、手で混ぜるマドラーではなく、電動のミキサーを使ってしっかり混ぜています。
縮毛矯正では、さらに細かな調整をします
縮毛矯正の場合は、カラー以上に薬剤の調整が重要になります。
髪の状態を見ながら、使用する薬剤や処理剤などを細かく組み合わせていきます。
場合によっては、1%、2%単位で調整することもあります。
それだけ細かく調整するのであれば、
「入れた薬剤や処理剤が、きちんと全体に行き渡っていること」
も大切になります。
特に縮毛矯正は、カラーと比べても髪への負担が大きくなりやすい施術です。
だからこそ僕は、
「まあ、このくらい混ざっていれば大丈夫だろう」
ではなく、
できるだけ不確かな要素を減らしておきたい。
そう考えています。
もちろん、電動ミキサーを使わない美容師さんもいます。
それぞれの美容師さんに、それぞれの考え方ややり方があります。
僕の場合は、薬剤をできるだけ均一な状態にすることも、施術の一つだと考えているので、電動ミキサーを使っています。
お客様からすると「そんなところまで?」かもしれません
僕からすると、最近では電動ミキサーを使うことが当たり前になっていました。
でも、お客様からすると、
「美容室でそんなもの使うんだ!」
と、意外だったようです。
今回、お客様と電動ミキサーの話をする機会が増えたので、
「せっかくだからブログに書いてみよう」
と思い、今回の記事にしてみました。
カラーや髪質改善、縮毛矯正では、もちろん薬剤の知識が大切です。
でも、それだけではありません。
薬剤をどう扱うのか。
しっかり混ざってるのか。
どこまで細かく調整するのか。
そういった、一見するとお客様からは見えにくい部分にも、僕はこだわっています。
これだけ気をつけていても、まだまだ至らないところはあります。
だからこそ、
「もっと安心して任せてもらえる美容師になりたい」
という気持ちは、これからも変わりません。
美容室に来たとき、
「なんか電動ミキサー使ってるな(笑)」
と思ったら、
「あれ、何してるんですか?」
と聞いてみてください。
喜んで説明します(笑)。
これからも、髪の毛を安心して任せていただけるように、見えないところまで丁寧にこだわっていきたいと思います。


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