美容師になるまで
〜土屋佑太という人間の話〜
こんにちは。
南足柄で美容室をしている土屋佑太です。
今回からの美容師物語は
コツコツと話数を分けて、
- なぜ美容師になったのか
- そもそも土屋佑太ってどんな人なの
- どうして健康の話を美容師がするの
- なぜ一年後、五年後も意識した提案なのか
を知っていただければと思っています。
僕と美容室で『初めまして』と会う前に少しでも
僕を知っていただけてれば不安も減ると思います。
なので「美容師として」ではなく、
“僕自身” の話も書いてみようと思います。
普段は髪のことや美容の話が多いのですが、
どんな人が髪を触っているのか、
どんな人生を歩いてきたのか。
それを知ってもらうことで、
少しでも安心してもらえたら嬉しいです。
小田原で育った幼少期
1990年3月28日、小田原生まれ
父は会社員、母は歯科助手。
6歳下には弟がいます。
家族が美容師でその影響で、などよく聞くのですが
僕の場合は親戚には一人も美容師はいません。
弟が生まれるまでは一人っ子だったので、
小さい頃は両親独り占めでした。
だからなのか、
自分が大切に育てられていたことは、
子供ながらになんとなく感じていました。
とはいえ、企業戦士と言われた時代のサラリーマンの父は朝早く、帰りも遅い仕事。
母もしっかり働いていたので、
今思えばかなり忙しかったと思うのですが、
休みの日にはディズニーランドに連れて行ってくれたり、
キャンプやバーベキューに行ったり、
僕の「やりたい」を沢山経験させてくれました。
だからこそ今でも、
“好きなことを大切にする”
という感覚が自分の中に強く残っている気がします。
保育園の思い出
保育園は毎日楽しかった記憶があります。
父の出勤が早かったので、
朝はいつも一番乗り。
少しとはいえ、父と一緒に車に乗る時間は毎日楽しみでした。
行きとは打って変わって、帰りは母が自転車で迎えに来てくれて、
下り坂を猛スピードで走りながら、
ウォークマンでマイケル・ジャクソンを
イヤホンを片方ずつつけて、爆音で聴いて帰る。
今の時代では完全に出来ませんね(笑)
そんなちょっとファンキーな帰り道も、
今では大切な思い出です。
小学生で突然始まった受験生活
田んぼに囲まれた中の小学校でのんびりと6年間を送っていました。
そんなのんびりした小学校生活のまま中学に行くはずが。。
小学6年生で突然、
「中学受験をする」と言い出します。
しかも、両親から言われたからではなく、自分で挑戦したいといったのです。
別に、元々勉強ができたわけでもない
にも関わらず中学受験。
中学受験を知っていれば6年生から勉強を始めることが
どのくらい無謀かわかると思います。
だから本当に勉強しました。
椅子に座る時間が長すぎて、お尻にできものが出来るくらい勉強しました。
平日は夜まで塾。
土日も半日は塾、残りは家で勉強。
最初の頃は本当にできなくて、泣きながら計算ドリルを解いていた記憶もあります。
でも、その経験で初めて、
「死ぬ気でやれば、人って変われる」
そんな感覚を持てた気がします。
結果的に受験には合格。
あの時の経験は、
今の仕事にもかなり繋がっています。
中学時代、そして挫折
進学したの中高一貫の学校では
スキー、登山、祇園祭など、
色々な経験をさせてもらいました。
勉強の基礎もここでかなり叩き込まれました。
要点の捉え方、計画の立て方、学びの土台はここで培われました。
ですが、その学校生活も順調に進めたわけではありませんでした。
あれだけ必死の思いで入った学校ですが
だんだんと勉強をサボるようになり
結果、勉強についていけなくなり、
高校1年の冬に中退。
今振り返れば、
完全に逃げでした。
メソッド時代
高校中退後は、
通信制高校に通いながらフリーター生活。
そんな時に縁があって、
洋服屋「メソッド」で働き始めます。
ここで出会った先輩達の存在は、
今でも僕の人生にかなり大きいです。
たくさん遊びに連れて行ってもらい、
色々な価値観を教えてもらい、
今の人格を作ってくれたと言ってもいいくらい。
本当に大好きな先輩達です。
毎日が本当に楽しくて、
「このまま社員になるのもアリかもな」
そんな軽い気持ちで、
社員希望を出しました。
しかし、この考えが甘かった。
求められるレベルが、一気に上がります。
期待に応えようと頑張るほど空回りして
何をやっても裏目に出る日々。
結果、体調を崩して退職しました。
本屋でアルバイトをしていた頃
退職後はとりあえず何かアルバイトでも
と思いながら、ぼーっと過ごしていました。
そんな時に見つけたのが本屋のアルバイト。
元々、本も漫画も好きだったので、
穏やかに働ける環境はすごく居心地が良かったです。
とはいえ、これで一生働きたいかと言われると
そこまでのこだわりは本屋さんの仕事にはなく。
「これからどうしようかな」
そんなことをぼんやり考えていた時でした。
突然、美容師への道が開く
そんなぼんやりと過ごしていた日々に
転機が訪れます。
昔から仲良くしてくれていた先輩と遊んでいた時に
「ツッチー、美容師なってみない?」
唐突な美容師へのお誘い。
実はその先輩、
美容室で働いていたんです。
僕が昔、
美容師に憧れていた話を覚えてくれていたみたいで。
これから先どうしようか悩んでいた僕は、
その話にほとんど迷わず、
「働きます」
と返事をしました。
今思えば
かなり勢いだけで決めました(笑)
だから
あの一言がなかったら、
今の僕は美容師になっていなかったと思います。
最後に
遠回りもしたし、
逃げたこともあるし、
体調を崩したこともあります。
でも、
色々な経験や出会いが積み重なって、
今の自分があります。
だからこそ、
「今だけ綺麗ならいい」
とは、あまり思えません。
無理をすると、
人はちゃんと崩れる。
逆に、
ちゃんと積み重ねると、
人は少しずつ変われる。
それを自分自身が経験してきたからこそ、
髪も、身体も、これから先も含めて考える美容師でいたいと思っています。
次回は、
美容師として働き始めてからの話を書こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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