女性の薄毛、原因はひとつじゃない。40代から知っておきたい髪の変化と対策

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こんにちは、南足柄の美容室CHANTのツチヤです。

最近お客様との会話の中で、

「最近、分け目が目立つようになった」

「前より髪のボリュームがなくなった気がする」

このようなお悩みを聞く機会が多くあります。

しかも、この悩みを40代くらいから感じる方も少なくないはず。

髪は年齢とともに少しずつ変化していきます。

ずっと若い頃と同じで、綺麗で、元気なままならいいんですけども……。

女性の薄毛や抜け毛は、単純に「年齢のせい」だけで片づけられるものでもありません。

その要因は一つではなく、年齢やホルモンの変化、栄養、生活習慣、頭皮や髪への負担など、さまざまな要因が関係しています。

今回は、女性の薄毛について、

「なぜ起こるのか」
「自分でできることは何か」
「どんなときに専門家へ相談した方がいいのか」

というところを、美容師の立場から整理してみたいと思います。


女性の薄毛は「髪だけ」の問題ではありません

まず知っておいてほしいのが、

薄毛=頭皮だけの問題ではない

ということです。

CHANTに来ていただいている方には、ツチヤがよくお伝えしているお話ですね。

髪のケアは、髪だけ見ていても、ダメなんですよね。

そもそも髪は、身体の中で栄養を使ってつくられ、一定のサイクルで成長して、やがて抜けていきます。

そのため、髪の状態を見るときには、髪の毛以外の

  • 頭皮
  • 栄養状態
  • 睡眠やストレス
  • 年齢やホルモンの変化
  • 体の状態

など、いくつかの方向から考える必要があります。

だからこそ、

「薄くなってきたから、とりあえず育毛剤を使おう」

も一つの選択肢ではありますが、

「なぜ今、髪が変化しているんだろう?」

と、髪以外の部分に目を向けてみるのもいいかもしれませんね。


女性の薄毛に関係する5つのこと

女性の薄毛について、ツチヤの考え方ですが、大きく5つの要素に分けてみましょう。

① 年齢・女性ホルモンの変化

40代以降になると、髪の変化を感じる方が増えてきます。

特に更年期前後は、女性ホルモンの変化などによって、髪の太さやハリ、ボリュームに変化を感じることがあります。

「昔と同じようにケアしているのに、なんとなく髪が決まらない」

というのも、この時期に感じやすい変化のひとつです。

また、女性には女性型脱毛症(FPHL)と呼ばれる脱毛症もあります。

男性のAGAのように生え際が大きく後退するというより、

分け目や頭頂部を中心に地肌が透けて見えたり、髪一本一本が細くなったりする

という変化が見られることがあります。


② 栄養

髪の主成分は、タンパク質です。

つまり、髪をつくるためにも、身体には材料が必要です。

特に、

  • タンパク質
  • 亜鉛
  • ビタミン類

などは、健康な髪を維持するうえで大切な栄養素です。

以前のブログでもタンパク質鉄分のブログも書いたのですが。

普段生活していても、十分にとれていない場合も多いです。

そして、気をつけたいのが、無理なダイエット。

「体重を落としたいから食事を減らす」

ということを続けていると、体重は落ちるかもしれません。

ですが、

「体重が減る=綺麗になる」

というわけではないと思います。

身体に必要なエネルギーや栄養素まで不足してしまうことがあります。

髪は生命維持に直接関わるものではありません。

そのため、身体の栄養状態が悪くなったときには、髪の成長に影響が出ることがあります。

髪をきれいにしたいなら、髪に何かをつけるだけではなく、まず食べるものを考える。

これは美容師として、ぜひ知っておいてほしいことです。


③ 睡眠・ストレスなどの生活習慣

髪は身体の一部です。

そのため、身体の状態が変化すれば、髪にも影響することがあります。

強いストレスや急激な体重減少、病気、出産などをきっかけとして、一時的に抜け毛が増えることもあります。

睡眠不足やストレスが続けば、疲れがとれなかったり、生活リズムが乱れたりすることもあります。

「最近、すごく忙しかった」

「睡眠不足が続いていた」

「大きなストレスがあった」

そんな出来事のあとに抜け毛が増えているのであれば、髪だけを見るのではなく、少し前からの生活を振り返ってみるのも大切です。

もちろん、

「睡眠不足だから薄毛になる」

と単純に言えるわけではありません。

ですが、髪の状態を考えるうえで、生活習慣を無視することもできません。


④ 頭皮や髪への負担

美容師として特にお伝えしたいのが、髪型による負担です。

例えば、

  • 毎日きつく髪を結ぶ
  • 同じ場所で強く引っ張る
  • いつも同じ分け目にする

といった習慣です。

長期間、同じ場所に強い力がかかり続けると、牽引性脱毛症につながることがあります。

これは僕が美容師として働いてきた中で感じていることですが、

お仕事で髪が落ちないようにキツく結んでいた方の、顔まわりの毛がポツポツとまだらに生えている状態を何人も見たことがあります。

そのような方のお話を伺うと、

「仕事でいつも毛が落ちないようにキツく結んでいる」

ということを長く続けていたとおっしゃっています。

髪型ひとつでも、長い期間続けば負担になることがあります。


⑤ 病気や脱毛症

そして、忘れてはいけないのが、病気や脱毛症が隠れているケースです。

生活習慣やケアで対応できるものもありますが、もちろん医療機関に相談した方がいい場合もあります。

女性型脱毛症のほかにも、

  • 産後の抜け毛
  • 休止期脱毛
  • 円形脱毛症
  • 牽引性脱毛症

など、さまざまなタイプがあります。

また、甲状腺など身体の病気や、一部の薬剤が抜け毛に関係することもあります。

だからこそ、

「薄毛=年齢のせい」

と決めつけないことも大切です。


自分でできる薄毛対策は?

では、原因が何種類かあるけど、

「実際に何をすればいいの?」

と思いますよね。

今日から全てを変えていきましょう!

なんていうのは難しいので、まずは一つ、気になったものからやってみましょう。

取り組みたいのは、特別なことではありません。

食事を見直す

まずは、タンパク質などを含むバランスのよい食事を心がける。

特定の栄養素のサプリメントを飲めば薄毛が治る、という単純な話ではありません。

日々食べたものから、私たちの体は作られます。

「今日はタンパク質を取るのに魚を食べよう」

「迷ったけど、鉄分も含まれているしレバーにしよう」

そんな小さな心掛けからでいいと思います。

睡眠や生活リズムを整える

睡眠不足や強いストレスが続いていないか、一度自分の生活を振り返ってみましょう。

忙しいと髪のことは後回しになりがちですが、身体の状態を整えることも髪を考えるうえでは大切です。

髪のためというよりは、自分自身の健康のため。

その結果、髪の状態も良くなっていく、くらいに思えるといいと思います。

いつもより1時間早く寝る。

30分だけ、何もせずぼーっとしてみる。

そんなところから始められればいいと思います。

髪を強く引っ張らない

毎日同じ場所で髪を強く結んでいる方は、ときどき結ぶ位置を変えたり、髪を下ろす日をつくったりするのもひとつです。

頭皮を丁寧に扱う

頭皮をゴシゴシ洗ったり、強い力でマッサージしたりする必要はありません。

自分の頭皮に合ったシャンプーを使い、やさしく洗って、しっかりすすぐ。

まずは基本的な頭皮ケアから始めてみましょう。


頭皮マッサージをすれば髪が生える?

余談ではありますが

薄毛対策というと、頭皮マッサージを思い浮かべる方もいるかもしれません。

頭皮をやさしくマッサージすること自体は、リラックス目的などで取り入れてもよいと思います。

ただ、

「頭皮をマッサージすれば発毛する」

とまでは言えません。

勿論、頭皮に悪いことではないので、マッサージ自体はいいと思います。


美容師ができること、医師に相談した方がいいこと

ここは僕自身も大切にしているところです。

美容師は、髪や頭皮の状態を見ながら、

「髪が細くなってきた」

「以前よりボリュームが出にくい」

「切れ毛が増えている」

「いつも同じ場所に負担がかかっている」

といった変化に気づくことができます。

そして、

髪を傷めにくい施術や、頭皮・髪への負担を減らす方法を一緒に考えること

は、美容師にできることです。

一方で、

「これは脱毛症なのか?」

「ホルモンや栄養状態が関係しているのか?」

「病気が隠れていないか?」

といったことを診断するのは美容師の仕事ではありません。

そこは医師に相談する領域です。

美容師と医師、それぞれの得意なところを使い分けることが大切だと思います。


女性の薄毛は「髪だけ」を見ない

女性の髪は、年齢とともに変化していきます。

特に40代以降は、

「昔と同じようにケアしているのに、なんだか髪が違う」

と感じることも増えてきます。

そんなとき、

「年齢だから仕方ない」

と諦める必要もありません。

かといって、

「この育毛剤を使えば大丈夫」

と、ひとつの方法だけに頼る必要もありません。

髪の変化には、

年齢・ホルモン
栄養
生活習慣
頭皮や髪への負担
そして病気や脱毛症

など、いろいろな要素が関係している可能性があります。

だからこそ、まずは自分の髪の変化を知ること。

そして、できるところから生活やヘアケアを見直してみる。

それでも気になる変化が続くのであれば、医療機関に相談してみる。

そんなふうに、焦らず一つずつ考えていけばいいと思います。

髪の変化は、もしかしたら身体からの小さなサインかもしれません。

だからこそ、髪だけを見て終わらせるのではなく、

「最近、自分の身体はどうなんだろう?」

と考えるきっかけにしてみてもいいのではないでしょうか。

CHANTでは、髪をきれいにすることだけではなく、

美しく年齢を重ねていくために、髪と身体の両方から美容を考えること

を大切にしています。

髪のことで気になることがあれば、来店時に気軽に相談してくださいね。

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